5月14日
今日からしばらく、天気は悪いらしい。
東京は朝夕の寒暖の差が大きい。
スマホを開いて天気予報を見ると、あ〜、今日は暑いんだぁ……と思いながら、実は登録している 福岡の天気予報が表示されていることに後で気付く。
これ、我ながら何回やっちゃえばいいんだろう(笑)
東京を表示させると、やっぱり九州の方が暑いんだとわかる。
昨今の若者は……でも、これもまたリハビリということで。
明日、理学療法士さんと、病院に設置されている洗濯機と乾燥機で洗濯すると言っていた。
またこれも訓練だって。
リハビリの最大の目的は、日常生活に戻れることだものね。
ただ立つだけなら出来るようになった。
でも、片足立ちはまだ出来ない。
人は倒れないように、足の裏全体で微調整しながら体を支えているらしく、その微調整が全くできないために、逆に倒れてしまう。
リハビリには、その微調整を取り戻すための訓練がある。
床に広げたタオルを、足の指で手繰り寄せるという作業。
それで、左よりも右の足の指が更に動かせないことが目に見えてわかる。
足の裏に刺激を与えるため、小さな豆のようなものを踏んで、その感覚も覚える。
相変わらず手でペットボトルの蓋は開けられない。
切り口の付いた開けやすい袋は、何とか開けられるけど、それがないものは開けられない。
私の職場の、放課後等デイの子供達を思い出す。
「開けてください」と袋を差し出す小さな子供達と、今は一緒。
小さい頃、好きだった折り紙もリハビリの訓練に使われている。
小さかった次男は、複雑な難しい折り紙もとても上手に、綺麗に折っていた。
今日、四角い紙風船を折っていて、綺麗に折れていた。
見かけが大人の、けれど小さい頃の次男がここにいる。
折り紙をいつも私に差し出して、嬉しそうにしていた小さな次男を思い出した。
体だけ、育ち直しをしているような気がした。
そして、また育てばいいと思った。
顔面の左側の麻痺は残る確率が高い。
でも、歪んでいても、引きつっても、笑えることが出来るから上等だ。
福岡チームの食事の様子が送られてきた。
父は日々進化してる。
長男も、パニックも起こさず穏やかに過ごしてくれていて、やっぱり進化している。
次男も。
悔しくても、笑いながら話せる強さがある。
そして私は……。
少しは進化しているのだろうか。