宇宙人と暮らせば

面白親父、自閉症男子、理系(宇宙系)男子と私の、周りとちょっと違う日々を綴ります。

散髪屋さんに困ったら〜ゆっくりさんのヘアサロンサーチ

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前回の散髪屋さんで書いたように「散髪はどこに行くか問題」は、障害を持っている子ども達にとって、そして探す側の親にとって、とんでもなく大きな問題です。

特に、まだ学校に行っている年齢であれば尚更です。

 

hisakokk.hatenablog.com

 

ウチの長男がそうだったように、最近は施設に訪問して髪を切ってくれる理美容師さん達も増えています。

でも、見渡すと老人施設がほとんどで、障害者施設がちらほらという感じでしょうか。

 

子どもの場合、学校に訪問したり、子どもの施設に訪問してもらえる理美容師さんがいるというのは、ほとんど聞こえてきません。

 

障害を持った子ども達は、感覚が過敏だったり、じっとしているのが苦手で座っていられなかったり、動いてしまったりしてしまいがちです。

恐怖心も強く持つ傾向にあるので、怖くて逃げてしまったり、興味あるものがあったら手を出してしまって怒られてしまったり、泣いてしまったり.......。

 

本当に、何かしら色々やってしまうんですよね。

 

これが本人が人を困らせようと思ってやっているわけではないと理解してもらえると有難いんですが、なかなかそんな理美容室は見つかりません。

 

お願いするのも、いろんな問題を起こすとを考えてしまって、それができないまま、結局母自作のど素人カットになってしまったりします。

 

中には、頑張って連れて行ってみたけれど、美容師さんに怒られたり、周りの冷たい視線に耐えかねて、すっかりトラウマになってしまったお母さんもいます。

 

ウチの長男のように、同じ障害を持った子どものパパが美容師だったり、たまたま大決心して飛び込んだ理容室が、理解あるところだったらいいんですが、現実はなかなかそうはいかないものです。

 

ウチはラッキーだったということですね。

 

結局、誰もがありがちなのは、頑張ってお母さんが切ることですが、切るのが母なら、子どもは情け容赦なく動き回ってしまって、もぅ、お母さんはグランド10周を小刻みに、全速力ダッシュしているみたいなもんです。

 

一昔前ですが、障害を持っている年頃の女の子に、坊主頭の子はとても多く見かけました。

同じ年の女の子なら、おしゃれして髪も楽しむ頃です。

 

結局、連れていける美容室もないし、訪問理美容師なんていなかったし、家でバリカンで切ってしまうしかなかったのです。

切ないのですが、事実です。

中にはバリカンの音が苦手で、男の子でも長髪の子もいました。

 

けれど、それは昔のこと.....でもありません。今だって、見かけることはあるのです。

 

それくらい「散髪はどこに行くか問題」は深刻なのです。

 

けれど、もしかしたら、諦めないですむかもしれない......ということがわかったら、嬉しくないですか?

ちょっと、希望の光もさしてきそうな......♪

そんな子どもとお母さんのための、ヘアサロンのマッチングサイトのお知らせです。

 

このサイトを立ち上げた方は、発達障害の甥っ子さん、姪っ子さん、そして子ども達のお母さんが彼女の妹さんであることから、この「散髪はどこに行くか問題」の大きさに気づかれたのです。

 

こんな嬉しいサイトと、優しい理美容室があることを知って頂きたくて、ここにサイトを載せています。

 

お母さんたちが安心するだけでなく、子ども達の「髪を切る」という経験、子ども達と「髪を切ってくれる」人との交流が実現できること、さらには「髪を切ることでさえも悩んで、頑張っているお母さん達」のことを、もっともっと知ってもらえたら嬉しいです。

 

ゆっくり発達をしていく発達障害の子ども達を、ゆっくりさんと呼ぶ優しいサイトです。

 

www.yukkurisan.jp

 今後も、この活動は広がっていきます。

賛同される理美容師さん達が全国に増えていきますように。

そして、このサイトで人との出会いを果たせる子ども達が、これからもたくさん増えていきますように。

 

このサイトについては、私の別のブログサイト「てとてhttp://tetote-net.com/」でも近々紹介したいと思います。