宇宙人と暮らせば

面白親父、自閉症男子、理系男子と私の、周りとちょっと違う日々を綴ります。

長男、うっかり「はい。」と答える

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最近の長男は、ますます宇宙語も忘れて簡素化された言葉の音しか語りません。

それでも、あいも変わらずの感情の入った「あ」と「わ」の羅列。

 

いろんな人に怒られそうだな。

 

今はそれで忖度して、なんとなくその意味を理解してくれる人がいるから大丈夫だけど、一人になったらどうするの?

 

これから親元を離れることがあったら、言葉が通じないから「このツールを使いなさい」「この学問を習得しなさい」「親がしっかりしなさい」!

 

と言われそう(経験済み)。

 

あなたの育てかたが悪い!は聞き飽きるほど聞いてきたけど、そこはもう、一生言われることは覚悟しております。

いろんなツールは失敗しました。

いろんな学問も息子の前では無力でした。

いや、それも親次第でしょ。

はい、その通りかもしれません。

 

息子の小さい頃、有名な先生から「あなたがこんな風に育てたんですよ!」

と言われて、精神的に辛かった時もあったけど、今は

「はいっ。わたしが育てました!」

と答えます。

なんというか......わたしが習得したのは、いや獲得したのは厚い面の皮だけかもしれません。

 

こんな仕方ない親なので、できることは「あ」でも「わ」でもわかってくれる人たちを、いっぱい長男の周りに集めること。

それしかできない親で、本当にすみません。

 

あ、でも、いま長男の周りにいてくれる人たちは『スペシャル!』な人たちばかりですよ。
それが自慢です!

 

ところで、わたしが東京に行って家に居なかった2ヶ月の間で、旦那が長男に「紙ください!」を「あっあっあっあっあっ!」と言うように仕込んでいて「またこれが可愛すぎてたまらんから、ついつい紙をあげてしまうんだよ〜」とのたまった。

 

紙を破るのは、暇な時間に長男が行う精神安定の行動で、1日あげる紙の量はだいたい決めているのにも関わらず、可愛い!と与えてしまってたんじゃぁ、本末転倒やないかい?旦那よ。

 

そうは言いながらも、長男はわたしにも言ってきた。

「あっあっあっあっあっ!」

くそぉぉぉぉぉ......と思いながらも、ついつい紙を持ってきてしまったわたしに、旦那がニヤニヤと

「ほれ、たまらんやろう?」と。

めちゃ敗北感。

それに対して、長男の超微笑がえし

これも仕込んだのかと言うと、それは違うらしい。

 

長男は確信犯。

可愛いと思ってもらえるツボを知っているに違いない。

う〜ん、おそるべし。

 

というわけで、紙をあまりにも要求するときは、これまたついつい一緒に、別のことで遊んでしまいます。

 

「ひろりん!はいっ!!」

と言ってわたしが挙手すると、長男はそれに合わせて(つられて)

「わっ」

と答えます。

長男はわたしを呼んではくれないので、わたしは自分で自分を

「お母さん、はいっ!」

と言って挙手するのですが、それも付き合って「わっ!」と手を上げてくれます。

 

で、先日。

なんの前触れなしにわたしが突然「ひろりん!はいっ!」

と挙手すると、長男は

「はいっ!」と...............。

 

ん?今言ったよね?「はい」って!

 

ちょっと興奮したわたしの「はいっ!」の連呼に、その後の長男は「わっ!」としか返しませんでした。

はい。わたしのやりすぎでした(泣)

 

多分、長男はうっかり言ってしまったんですね。

「はい。」って。

 

そういえば、まだ赤ちゃんでハイハイしていた頃。

どうも後ろでペタペタと音がして、不思議で振り向くと長男が四つん這いでそこにいました。

ハイハイにしては、なんかいつもと音が違う、と違和感を覚えてしまいました。

それからまた、しばらくしてペタペタと。

振り向くと、やはり四つん這いの長男。

そして、またまたペタペタと。

 

振り向くと......長男は慌てて四つん這いになりました。

 

その音 ......。

いつから歩くようになってたんか〜い!!!

 

実話です。

 

長男は、何かができた最初をなかなか見せてくれません。

しかも、大人が必死で教えてもできなくて、いつできるようになるの??となっていることも、ある日突然大人は目撃するのです。

 

いつからできてたん!?

 

しかも大人が諦めた頃に。

驚愕している大人を横目で見ながら「何か?」とやって見せるのが、長男スタイル。

 

教えたから覚えたんだろうけれど(と信じたい)できた瞬間を周りに見せないという、なんとも摩訶不思議なことをやってのけるのです。

 

それで旦那とわたしは、よくヒソヒソと「本当はしゃべれるんでないの?」と噂をしています。

今回はそれで、急に言われてうっかり「はい。」と言ってしまったのだと。

 

こんな馬鹿馬鹿しいと思えるようなことも、長男との暮らしの中ではふんだんにあるんです。

けれど、だからと言って「あ」と「わ」を改めようと努力することはしない親です。

あぁ、やっぱり怒られる。

この「あ」も「わ」も、旦那もわたしも好きだからどうしようもない。

感情のこもった「あ」と「わ」は、今日も使いこなされています。

 

ただ、当然ではありますが......

次の(うっかり)も狙っていたりするわけです。

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