はぃ。
我が家はいつも通りですよ。
ただ、最近の空は必ず太陽の光の筋なんかが見えていたので、確かにスゴイな、最近の空は・・・とは思っていましたけどね。
福岡では日食は50%がかけてたらしいです。南に行くほど太陽は隠れていたらしいですね。
そんで、エネルギーの強い日!とちまたでは話題になっていましたが、我が家にはエネルギーの塊の長男がいるので、毎日が縁起がいいです!(ものは考えようだ!)
さて、そんな縁起物の長男、この6月からやっと毎日の通所解禁で、普通に施設に通所していますが、毎年年度の変わる4月に見られる、眠気や破壊行動、泣き真似、こだわり行動のパターンが最近になって出てきておるのです。
年度はじめはコロナの影響で毎日は通所できなかったので、もしかしてやっと普段のように通えるようになったこの6月にずれ込んでおるのかな?
そう思いながら、ちょいとザワザワな様子を見せる長男と過ごす毎日なのです。
けれど、よく周りでコロナの影響で大変な子供達のことを耳にするたびに、なんだか長男は昔の壮絶さを超えて、今やすっかり成長したなと思ったりするんですね。
知能測定不能、超低機能と言われる自閉ちゃんの長男は、本当に伊達に28年間を生きていない。
ふんふん、君はホントに成長してるね・・・そう思うのです。
その上、長男がちょいと車のドアの内側のノブに貼ってあるシールを剥がそうとしても、車のフィルムを貼ってある部分をピリピリと剥がしても、ほいほい、そろそろヤメとけと静かに制する自分も、やはり昔の自分からすると成長?のようにも思えたりするんです。
これで、親子が成長した・・・なんて言っていいのかどうかは分からんのですけど。
これも夏至で日食で新月から「君たちなりに成長してるよ、これからも頑張りたまへ」と教えてもらったのでしょうか・・・。
そういえばコロナから、普段は人気もないような公園でも子供達の姿をよく見るようになっていました。
学校がリモートとはいえ始まってからは、それもまた昔の静けさが戻りつつあります。
公園の遊具は使えないように、ブランコも滑り台も使用禁止のロープが張られたりしていました。
公園の姿としては、なんだか切ない姿ではありましたが、これも止む無しなのかと少々子供達が可哀想でもありました。
けれど、子供達はいつの時代も「それはそれとして」遊びを自分たちで作っているものです。なんだかんだで走り回る子供達の姿は、それだけで癒されるものです。
長男が小さい頃、ブランコにこだわって脱走を繰り返していたことを、ふと思い出しました。
それで、学校の先生から長い長い夏休み、今のように放課後等デイサービスもない時代に、毎日のルーティンとしてブランコの時間を作るように指導されました。
母としては、それも守らねばと毎日ブランコに連れて行ったものですが、当時も人気のない公園のブランコで、長男はブランコから降りることもなく、私も5時間も6時間も付き合わされたことを思い出しました。
知らない人には「降りるように言えばいいじゃない」「母が降ろせばいいじゃない(まだ小さいから)」と言われましたが、現場を見たことのある人は、それが全く不可能だということは分かったようです。
長男は台風の日だってブランコに乗りました。
長男と母は、真っ黒に日焼けしたものです。
あの時のブランコは、母も、多分長男も楽しいものではなかった。
毎日の楽しい時間を作るための、発散ができる時間を作るためのルーティンにしようとして、毎日こなさなければならないルーティンになってしまっていただけです。
なぜかあの時は「やらなきゃいけない」という思いがありました。
多分、毎日5〜6回にも及ぶ脱走劇に、それを鎮めるための手段と言われれば、その言葉が藁になって掴んでいたんだと思う。
私に「帰れ!」と体を押し出して、自由に移動しながら好きな場所に行きたかった長男に、私は「ダメだよ、ここのブランコしかダメ!」
そいう言い続けていたんだよね。
今は行きたい場所をドライブの中で伝えてくる長男。
自由気ままなドライブがお気に入りで、旦那が時間を作ってくれた時の楽しいルーティンになった。
1人で自由気ままに動きたかった長男は、今は家族と一緒に自由気ままに動くことを楽しめるようになった。
しみじみしみじみ。
大変なことは実際消えることはないけれど、でもみんな成長した。
さて、アクティブな長男は、またドライブを要求してくるだろう。
夏至を超えたこの先は、昼間の時間が長くなるよ。
きっとね、長男はそのことすら分かっているはず。