宇宙人と暮らせば

面白親父、自閉症男子、理系男子と私の、周りとちょっと違う日々を綴ります。

次男の帰省(11日間の家族日和)その1

9月に入って、ようやく次男が帰って来た!

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9月1日

父の四十九日に、トンボ帰りの次男と私の実家で会ったけれど、ちゃんと家に帰って来たのはお正月以来。

ずっとずっと待ってたよね、長男君。

飛行機到着の夕方が待ち遠しいよね。

 

「弟が帰ってくるよ。お迎えに行こう!」

長男の顔は冷静そのもの、けれど分るよ。

時々やんわり口の両端が上がるんだよね。

 

なんだかね、そんな長男の表情がとっても好きで、毎回この瞬間は母もほんわか嬉しい。

 

ただ今回だって時間は少ない。

それに、なかなか帰らない次男を待つ人は長男だけじゃない。

子ども達にとってのおばあちゃん、そしていつも帰りを喜んでくれてた、次男の大学の先輩でもあるおじいちゃん。

 

空港から今日はそのまま、おばあちゃんと、姿はもう見ることの出来ないおじいちゃんの待つ私の実家へ。

到着はすっかり夜になっていたけれど、おばあちゃんの面倒を見てくれている私の姉が笑顔で迎えてくれた。

 

9月2日

実家に泊まって、昼過ぎまでまったリと過ごす。

ほぼ、おじいちゃんの写真の前で過ごした。

おじいちゃんの写真は相変らず笑っていて、旦那と長男と次男は、ちょこんと座って線香をあげたりしていた。

 

長男は、この家の冷蔵庫の虜で、何度も開けては様々なものを狙っている。

際限がないので「お腹こわすよ〜!」と、ある程度で周りから止められるけれど、冷蔵庫はそれでも何度も何度も長男を呼ぶらしい。

おじいちゃんの写真の前から冷蔵庫までの短い距離を、長男と移り変わり誰かがバタバタと動きまくる。

そんな中を、相変らず写真の中のおじいちゃんは笑って見ている。

 

実はこの日は先月から長男の短期入所が決まっていて、いつもお泊まりする施設に夕方6時までに到着するようにと実家を後にした。

お迎えは翌日の9時。

 

実は迷った。

本当は短期入所はキャンセルして、とにかく全て家族4人で過ごそうと思っていた。

でも、ふとあることを思いついた。

 

旦那は、本当は次男とギターやベースでセッションをしたかったんだ。

でも、次男は楽器には興味がなかった。青春は野球三昧。

今の次男はよくフェスやライブに出掛けているようだが、親子のセッションは結局実現できなかった。

だけど、もう一つ「親子でお酒を呑む」は出来る!

長男がいると出来ない、ちょっと騒がしい居酒屋で親子呑み。

長男には申し訳なかったけど、今回はおやじの小さな想いを叶えさせてもらった。

 

小さな酒場で次男と旦那がお酒を呑みながら、ご機嫌でたわいもない会話をしていた。

男達の会話は本当に味気ない。

でも、なんだかやたら会話以外で繫がっているようで、ちょっと悔しかったりする。

二人、お互いが気持ちで会話しているようで、私も次男にやたらと近況なんかを聞くのはやめておいた。

 

マグロ三昧の店で、すごく美味しい魚とお酒。

私はハンドルキーパーゆえにソフトドリンク。

こんな日が来るなんて。

こんな日が来るなんて。

 

父と息子の姿を見ながら、次男が大人になったんだと思いながら、すごく嬉しかった。

でも次は長男も交えて4人で、静かな個室のある居酒屋に行こう……そんなことを思いながら二人のやり取りを眺めていた。

 

夜も更けて、親子三人で、それでも明るい街中を駐車場まで歩いた。

何でもないことが嬉しい。

楽しい夜だった。

 

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9月3日 

旦那も私も仕事、長男は通所、次男は自分の用事を済ませる。

次男が帰って来てから、この日やっと4人が家の中で過ごす夜になった。

久し振りに4人揃った家の中で、ゆっくり過ぎていく時間。

何でもない時間を、ただただ一緒に過ごした。

 

9月4日

今日中に今の仕事に一段落付ける! 明日は丸一日4人で出掛ける!!

 

旦那が宣言した。

 

ということで、この日はとにかく次男の買い物に付き合う。

親戚周りをするつもりでもあったけど、それは次回に回して、帰京前に済ませたい買い物に時間を使った。

 

とにかく、明日のため。

 

家族揃って遠出したのは、昨年の5月に行った門司港。それも数時間の滞在。

その前というと、もう三年半も前に行った湯布院だから、次男が東京に行ってしまってからは、日帰りでさえ旅行と呼べる所には行けていない。

 

長男の施設にも翌日の通所を休むことを伝え、明日はお出掛けだよ! と長男にも伝えた。

長男はすぐに理解したようで、穏やかな表情で過ごして、ちゃんと早く寝てくれた。

 

とにかく、明日のため。

 

翌日は空も晴れて、本当に思い出にも残る日帰りの旅が待っていた。

 

                               《つづく》

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