宇宙人と暮らせば

面白親父、自閉症男子、理系男子と私の、周りとちょっと違う日々を綴ります。

今更だけど、なぜこのブログを立ち上げたかという理由を言わせて下さい。

f:id:hisakokk:20180929044919j:plain

 

何を今更な話しですが、備忘録ということもあるけれど、もう少し違う理由もあって、やっぱり言っちゃいたくなりました。

 

そもそも障害を持った子供と、その家族の奮戦記のブログはいっぱいあるし、私のブログなんかより遥かにいい記事ばかり。

 

実際、私のこのブログは弱小ブログでアクセスも少ないし、最近やっと1日に50アクセスを超えるようになって、たまに100を超える位。

1万PVとか、なにそれ? 的な、全く想像のつかない雲の上のことです(笑)

 

文章の先生達はだれもが、人に共感を持ってもらえる役に立つコンテンツを書くように! と話されるけれど、このブログはただただ

 

わかってほしい

 

という、独りよがりな理由しかありません。

 

障害者がいることが大変とか、障害の特性を解ってほしいとかそんなことではなく、わかってほしいことは、

 

障害者のいる家庭は

大変で不幸というのは思い込みです

 

ということ。

 

出生前診断で障害が判ると、9割がその子との出会いを諦めるという事実。

なぜ諦めるのか、それは正直すぐに想像できることなんだろうとは思う。

育てることが不安だという理由も分る。

 

なぜ不安なのか、なぜ大変で不幸と思い込むのか……。

 

不幸とは、実はその障害者自身が作るのではなく、その家族を取り巻く人々が作るもの。

さらにその家族を幸福にするのも、取り巻く人々が大きく関係している。

 

けれど、案外それを誰も気付いていない。

 

そういえば、次男が書いた人権の作文にあった一文が秀逸だった。

 

 

「大丈夫、みんなで育てよう! とだれもが言えたら、どんな赤ちゃんも生まれてくることができる」

 

 

こんな環境で生まれて来れたら、本当にどんな赤ちゃんでも幸せに育つだろうな。

 

 

f:id:hisakokk:20180929050141j:plain

 

けれど実際は、例えば24時間テレビみたいに涙と感動の場面があって、TV見ながら涙を流し、素晴らしいと言いつつも、でも、こんな子供は家にいたら困るよね……なんて言われていることもあるだろう。

 

それに、このブログはきれいごとと思われているかも知れない。

もっと大変だろう、もっと困っているだろうと思われるかも知れない。

 

でも、これが本当の日常です。

長男がいない方が幸せだなんて、このブログを読んでも思う人はいるのだろうか。

 

確かに大変なことはいっぱいある。

パニックに付き合う時はこちらも覚悟がいる。

小さい頃は脱走の常習犯だったし、他害も自傷も破壊もあった。

 

トイレのトレーニングもバカみたいに長い間やってきたし、色んなことを教えるのに、長男は次男の何倍もの時間が掛かった。

 

でも、それを不幸とは思わなかったし、教える工夫に凝ってみたり、考える時間も案外楽しかったりした。

 

子供と向き合うということは、健常と言われる子供に接することと、何も変わらないと教えてくれたのが次男だった。

長男のために考えたことや作ったツールは、しっかりと次男にも役に立ったし、トイレだって、信号の見方だって、教えることに関しては二人の間に何ら違いはなかった。

 

私は実際、二人の子供と出会えたことを本当に感謝しているし、来世でも会いたいと思う。

 

けれど「来世でも会いたい」と言うと、ほとんどギョッとされたり、凄いね、偉いねと欲しくもない言葉が返ってくる。

 

実際、妊娠に気付かずに風邪薬を飲んで、障害児が生まれるからと周りに説得されて子供を諦めたという人も何人か知っているし、肢体に障害を持って生まれた赤ちゃんが、生きるために頑張っている時に、その親戚が言った一言は

「どうせ障害が残るんだから、生きていても仕方がない」

という言葉だった。

赤ちゃんが亡くなった時も「良かった」と、ほっとしていたのを見て、怒りは湧かずに、ただひたすらに悲しかったことを覚えている。

 

それに私はこうも言いたい。

 

ダウンちゃんと会うことを諦めた人は、すごく損をしています。

なぜダウンちゃんが天使だと言われているのか、それは出会いを果たして、一緒に過ごさなければ解りません。

チャンスを逃して、本当に本当に、すごく損をしています!

 

でも、これもきれいごとと思われてしまうのでしょう。

 

けれど、障害者がいなくても生活が困難な家庭なんてごまんとあるし、健常な子供だって、悲しいかな恥だと思われている子だっている。

障害でパニックで壁に穴開けたって話しもあれば、健常と言われていても思春期に壁に穴開ける子だっているわけだしね。

 

障害者がいない世の中になったら、みんな幸せな人しかいなくなるって、誰が言えるの?

 

少なくとも我が家は

不幸じゃないし、案外世間に馴染んで暮らしていますよ。

 

 

 

読んで下さって、有難うございました。