4月27日
今日のスカイツリーは、てっぺん見えたー。
病院で初めてのお風呂。
この日のお風呂担当の看護師さんは、福岡の久留米出身とか。
なまりが抜けないんです〜だって。
かわいい看護師さんで、テンパるところが面白くて和んじゃったよ。
気難しい患者さんにも丁寧で優しいから、そんな人達ともよく会話が続いているところを見ると、癒し系で好かれてるみたい。
病室は4人部屋だから、どうしても色んな音や声が聞こえてくる。
みんな重病者だから、患者同士はほとんど話さない。
でも、この人はこんな性格とか、奥さんが厳しいとか、この人はワガママとか分かってしまう。
時々、ため息や声のトーン、カーテンの影からちらりと見えてしまった佇まいから、まるで心の中が見えてしまったような、そんな気がしてしまう時がある。
関係ないのに、ちょっと気まずい思いがよぎって、そんな時はある意味厄介。
でも、こんな小さな病人ばかりの社会で、それでも色んなドラマが生まれて、看護師さんたちの頑張りや、優しさや、落胆まで音になって伝わる。
ドラマの最中に、次男とふふふと笑って、隣のおじいちゃんがカワイイんだ……なんて話をしてくれる。
そんな楽しい会話は、白い病室に色んな色がついて見える。
きっと、ここでないと見えない色なんだと思う。
ところで、父と兄は三社参りでお守りをゲットして来たらしい。
そっち送りま〜す!と来たので、ご利益、東京にて受け取りましょう。
嵐のCMで有名になったところ。
「光の道はなかったけれど……」と写メをくれた。
光の道の写メならお迎え来たみたいで、今は嫌やな(笑)
4月28日
毎日来てくれる彼女が、今日は特に長い時間いてくれたので、やはり表情が違っていて体の調子もいいらしい。
あの小さかった次男がね。
こんな日が来るなんてね。
ちょっとお邪魔虫な母は、2人のやりとりを横目で見ながら座ってました。
今日は、母は必要なしだな〜。
東京も、真っ赤な夕日が見える日ってあるのかな。
まだ見てないな……。
4月29日
昨日の調子の良さからすると、今日はかなり悪い。
辛さから壁に向かって寝てみたり、口数も少なく息も苦しいようだ。
来た時から出るものも出ず、お腹が張ってキツいのもあるようだけど、お腹にも力が入らないのは辛いね。
今日は身体がバキバキに凝っている模様。
理学療法士から、その状態になるのは良くない、そうなると動き過ぎだから、自分でコントロールしてと言われていた。
昨日調子が良かったから、嬉しくて少し動きすぎたのかも。
今日も彼女は長時間付き合ってくれてた。そして夜、大学の友達も来てくれた。
私も隣で、楽しい会話を聞かせてもらった。キツいはずだけど、次男もとても嬉しそうだった。
夏は、4年生だけど地学愛好会の夏合宿に行こうと話していた。
きっと叶うと思うよ。
お陰で少し、気が紛れたよね。
でも、ちょっと疲れたかな。
明日は血液検査と呼吸の検査。今日は結構呼吸が苦しかったね。
明日は少し、楽になってればいいな。
下剤も夜貰ったし、少しスッキリ出来てればいいね。
4月30日
平成最後の日
ゆく時代、くる時代
平成最後の日と令和最初の日は、家族バラバラで過ごしている。
こんなことは初めて。
令和元年は、一度離れた家族たちが、また集まることから始まるんだね。
今日は、血液検査と呼吸の検査。どうやら峠は越えたのではないかとのこと。
ピーク越えまで4週間を覚悟していたけど、 まだ入院して1週間。
すごいね!
医師からは、そろそろリハビリ病院への転院を考えると言われた。
連休明けに手続きを始めて、できれば5月中に転院だそうな。
でも、今日も相変わらずキツい。ちょっとした動作でも息が上がる。肺も少しダメになってるかも知れないらしい。
それに、天気も悪いので、それも少し影響あったかも。
それにしても、毎日熱はある。それがなくなれば、少しはいいのかなぁ。
体が弱ってるからと言われてるけど、体が頑張ってる証拠なのかも知れない。
そして午後、ライブで仲良くなった友達も来てくれた。
彼女や友達が来てくれると嬉しいね。
キツくても、笑顔が出るものね。
そういえば、平成最後の日だった。
夜も10時頃になる帰宅後は、ちょっと贅沢してスーパーでトンカツを1枚買う。
トンカツは作るもので、買うものじゃなかったのになぁ。
ご飯を炊いてレトルトカレーをかけて、カツカレーにして食べた。
プリンもいっこ買って、お祝いケーキの代わりに食べた。
いよいよ令和元年が目の前。
さよなら平成、よろしく令和。
福岡チームは、どうしてるかなぁ。
会いたいなぁ。