宇宙人と暮らせば

面白親父、自閉症男子、理系(宇宙系)男子と私の、周りとちょっと違う日々を綴ります。

「日常生活がリハビリになるという意味」次男、絶賛リハビリ中

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5月27日

病室に行くと、未完成のドラえもんのお出迎え。これもリハビリの1つだそうな。

 

放課後等デイサービスでも、子供達には楽しみながらの訓練が重要とか言うけど、大人も一緒じゃん!(笑)

 

病院で購入してくれて、経費も病院が持ってくれるとか。ドラえもん好きの彼女ちゃんにあげたくて、このチョイスかな。

なるほどなるほど。

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まだ完成ではないらしく、多分、自分でも思った以上に時間が掛かっているんじゃないかな?

このヒゲの部分だけで、1時間は有したらしい。


時間の掛かる理由が、この後に判明するんだけど

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ずっと入院中は、母が切ってあげていた爪。これからは自分でやらなきゃいけない。

それで、入院中では初めての、自分での爪切り。

難なく出来ると自分でも思っていたらしい。


でもやってみると、やはり手が勝手に震えてしまって、時間は掛かるし慎重さも必要になった。


神経がダメになるって、こういうことなんだなと思った。

微細運動の訓練が大事な訳も、これを見れば理解せざる得ないわけで。


ベッドに横になっている時、私が足の指をつまんで、どの指を触ったか聞いてみても、目で見なければ、まだどの指なのかが分からない状態。

 

手の痺れがなくなるのも、感覚が戻るのも、まだまだ先のことだと、嫌なほど思い知らされる。

やはりこの先も変わらず、精神力が大事だという状態が続くことは間違いないと思う。

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病室にある小さな冷蔵庫の中には、やはりお茶を入れておくことは必須。


体に全く力が入らなかった頃は、お腹にも力が入らずに、酷い便秘にも悩まされたけれど、今はお腹にもある程度力を入れられるようになったようだ。


便秘をしないためにも、水分補給は必須なんだけど、そんな当時を振り返ると、水を飲むことすら大仕事で、水分補給だっていうのに、その動作をするだけで大汗かいたりもしてた。


今は水分を摂ることは、難しいことではなくなり、大汗もかかなくなったけれど、冷蔵庫にはこのように、コンビニで売ってある1リットルサイズを2本入れている。


割高なので、本来大きい方を1本買えば良いところなんだけど、蓋を開ける作業から、コップへ本体を持って注ぐ作業まで、大きいペットボトルでは難易度が高く、今はまだ難しい。


こんな風に、誰もが日常で何てことなくやっている作業だけど、まだ出来ないことの方が多い。


そして、それを日常生活で、ひとつひとつ取り戻していくのが、今後の課題だということを、私も今は理解している。


今日の病院でのお風呂は、機械浴ではなく、初めて大浴場に入ったそうだ。 

それが、看護師さんと理学療法士さん監修のもと。

シチュエーションとしては、きっと小っ恥ずかしかったんじゃないかな?(笑)

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お風呂上がりは暑いでしょ?

と、同室の患者さんの付き添いをされている奥さんが、扇風機を貸して下さった。

このご夫婦が、すごくステキで仲のいいご夫婦。

奥さんの献身的な介護と優しい言葉掛けが、本当に勉強になります。


さて、お風呂については、理学療法士さんの方から私にも、問題なかったと報告頂きました。


いよいよ退院の日は近くなりましたね。

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福岡チームは、冷蔵庫の残り物掃除をしたそうな。目玉焼きが、私より上手く出来てる気がする……。

 

父、腕を確実にあげておりますな。

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