宇宙人と暮らせば

面白親父、自閉症男子、理系男子と私の、周りとちょっと違う日々を綴ります。

長男と町の散髪屋さん

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長男の髪はすごく多い。

わたしと旦那のどちらに似ても、すごく多いしくせっ毛。

それでも、私たちの域を超えるほどの多さとくせの強さ。

 

小さい頃は、最初はわたしが長男の髪を切っていましたが、だんだんわたしも力量の限界を感じて、同じ就学前通所施設に通っていた男の子の、美容師のパパに切ってもらっていました。

 

けれど、今の地域に引っ越してきてから"散髪はどこに行くか問題"にさしかかり、云々考えてました。

 

そして、たどり着いた答えが、地域の理容室に連れて行ってみる、できるかどうか試して、無理だったらまた考える......というものでした。

 

町内にはいくつかの理容室と美容室がありますが、敢えて長男がよく脱走する時の通過点にある、年配のご夫婦が経営されている小さな理容室にお願いしてみました。

 

思惑としては、小さい理容室ならお客さんもたくさん部屋の中にはいないだろう、何かあっても、親がすぐ止められる範囲の部屋の広さだろう、地域の人なので、他の地域よりも解ってくれるのではないか......ということ。

 

そして、もし長男が家から脱走して走り去っていたら、声を掛けたり、教えてもらえるかもしれないということ。

地域に、一人でも解ってくれる人がいてくれたら......そんな思いからでした。

 

その理容室では、ご夫婦の奥さんが担当して下さいました。

ちゃんとどうすればいいか話を聞いて下さって、ドライヤーへのこだわりも理解していただき、何かあったら親が止めに入ることも承知して下さいました。

 

時々、旦那さんは自分の畑で採れたと野菜も下さいました。

 

長男はというと、毎回何事もなくそこで散髪ができていて、一度も問題になる行動を起こすこともありませんでした。

安心して任せている風で、この人たちは味方だと思っていたのだろうと思います。

 

そして昨日、いつものように旦那が長男を散髪に連れて行ってみると、なんと奥さんは入院中ということがわかりました。

 

肺癌だそうで、暫くは散髪のお仕事ができないとのこと。それを聞いて、わたしもショックでした。必ず治して、また長男の髪を切っていただきたいと、心から願います。

 

地域の中に、長男の味方になって下さる方達がいて、長男だけではなく、その方達も元気でいて欲しいと思った出来事でした。

 

結局、散髪に困った長男ですが、今通っている通所施設に来られる訪問理容の方が、長男のために施設に来て下さるそうで、本当に助かりました。

 

明後日切っていただけるそうです。

スッキリした後は、今月末に行われる、長男が楽しみにしている施設での少人数で行く一泊旅行です。

髪が多すぎて、シャンプーの時になかなか濡れない長男の髪を洗うのも、少しだけ楽になるかもしれません。

 

旅行まえに散髪が間に合って、本当によかった♪

長男はきっと、今日もカレンダーを指差して旅行の日を確認するでしょう。

 

その前に、カレンダーに"散髪"と書いて「髪を切るよ」と教えようと思います。

 

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