宇宙人と暮らせば

面白親父、自閉症男子、理系(宇宙系)男子と私の、周りとちょっと違う日々を綴ります。

こんな我が家のコロナな話⑤ (次男は十日後に下界に戻って来た)

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夏の話を書いているのに、なんと新年明けてしまいました!

しかも、もう明けてからすでに半月以上経っているという・・・このブログの不人気の理由は、中身以外にもここにもありますね(反省・・・)

 

けれど、毎日数人は訪れてくださっていて、本当に感謝しかありません。
有難うございます!

 

遅ればせながら(遅過ぎながら)皆様、新年明けましておめでとうございます。

懲りずに読んでくださっている皆様、今年もよろしくお願いいたします。

 

ちなみに、次男は元旦の夜遅くに帰省して参りました。

今回は、ものの見事に「陰性」でございました。

 

はい。

夏のお話に戻ります。
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昨年の夏は暑くて、こんな野菜がめちゃくちゃ美味しかった季節でした。

頂き物でしたが、本当においしかった・・・しみじみ懐古。

 

そんな暑い中、我が家の2つあったはずのエアコンのひとつが、とうの昔に長男に破壊されて使えないという事態、しかも現在生きているエアコンはリビングのみです。

とんでもなく暑い中を、次男はひたすら2階で隔離されたまま過ごしたのでした。

 

というわけで、次男のために冷風機を購入しました。

エアコンは取り付けに何日も待たなければならず、すぐになんとかこの状況を「マシ」にするための苦肉の策でありました。

 

それにしても暑いので、次男は冷風機を貼り付けたような状態で、ひたすらリモートにて会議、ミーティング、研究をしていました。

何度も言ってしまいますが、こんなに机に向かっている次男は、高校卒業まで見たことがありません。

覚えているのは、放課後部活を頑張り、帰宅後にご飯を食べて爆睡、しばらくして起きてお風呂に入ったら、明日早朝に起きて勉強します・・・と宣言したものの、それも虚しく、朝起きて時計を確認し、絶望の表情をするという毎日・・・今思い出しても笑えます。

 

次男の高校時代、先生たちが威信をかけて、点数が取れない難解な問題を生徒達に解かせるという、謎の模試が定期的に行われていました。

もちろんトップクラスの生徒たちにはなんて事なかったのでしょうけれど、次男にとってはエラい事でした。

なんせお持ち帰りの点数が、先生達の目論みにまんまと引っかかっておりましたから。

 

その中でも壊滅的だった物理。なのに、大学進学を物理でと言い放った時は驚愕しました。
いやいや、そりゃ君は「恐竜」と「宇宙」はお好きでしょうけれど、現実はね・・・。

 

その現実は打ち破れるものなんですね。
好きが現実に打ち勝つ瞬間を見させて頂きました。
高校時代の物理の先生に、なんとかなりましたよ!と教えたい。
いや、親が常識と思っていたことを変えるきっかけにもなりました。

 

好きが研究になって、体内のコロナウイルスと共存しながら、次男はずっと暑い熱い2階で研究をしておりました。

 

 

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ちなみに、濃厚接触者である長男と私たち親は、リモートでの仕事をしつつ、長男のために時間を作ってドライブの毎日でした。

 

次男の気配だけで機嫌が良かった長男は、次男がいないドライブでもなんだか楽しんでいる様子。
人の少ない海や神社に出かけ、空や風や夕日、波の音を感じ取っているように見えました。

 

そして、そんなこんなで次男の感染発覚から10日が過ぎ、体調はそのまま元気印を貫き通して、晴れて次男は暑い熱い2階から、無事に下界へと戻って来たのでした。

 

次男が気配から姿を表したことで、長男はポーカーフェイスを貫いていても、そのふんわりとした空気が私にも感じ取れるのでした。

長男よ、良かったね!

でも、私たち濃厚接触者にはさらに、この先2週間の自宅待機が課せられているのだよ(泣)

 

そして、ようやく本来の目的であった次男運転免許証初回更新ですが、試験場に行くと職員の方に「わざわざ来なくても、住所変更をすれば東京で更新できたのに」と、もともこもない一言をいただいたらしいです。

 

住所変更しても、またすぐに就職後、社宅へと引っ越し変更しなければならないので、まぁいいか・・・と、みんなで納得することにしました。

 

それよりも、次男の帰省で嬉しかったであろう長男のこと、次男がそのまま東京にいて、知らないうちにウイルスを撒き散らすことを多少は防げたであろうこと、コロナ感染者へのサポートをされる方々への感謝、長男の施設やサポーターの方々のあたたかい対応。

そして、家族がこれを無事に乗り越えて行ったこと。

 

コロナは恐ろしいウイルスだけど、そんな中に戦っている人達、人を救うのは人だと改めて知らされました。
こうして関わってくださった方々に、何度だって「有難うございました!」と言いたい!

 

こうして無事に目的を果たし、まだ自宅待機の私たちを残して次男は帰京したのでした。

 

そしてその翌日、次男から「黒いシャツってそちらに忘れてってない?」とLINEが。
「これならあるよ」と写メを送ると
「いや、そんな可愛いのじゃない。」と返信。

そりゃそうだ。これは母が地元の量販店で買った500円のチャリティTシャツ。

そうして日々は過ぎていき、また長男が調子が上がっても崩れても我が家は通常運転。

 

こうして「こんな我が家のコロナな話」は終幕となります。

 

読んでくださった皆様、有難うございました♪

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