宇宙人と暮らせば

面白親父、自閉症男子、理系(宇宙系)男子と私の、周りとちょっと違う日々を綴ります。

2022-01-01から1年間の記事一覧

台風14号と息子の笑顔

台風はテレパシーを送る? 我が家の長男は昔から、遠い遠い洋上に台風が発生すると突然崩れ出すことが多く、それは今も変わりません。 奇声を発して泣き叫び、どうしていいのか分からず、親を叩き、引っ掻き、言葉を持たない声で訴えてきます。 明らかに苦し…

老いと壊れゆく身体に「将来」と言える時間が短いことを教えられる

「50代でしょ?なんでこんなに手が痛んでるのかなぁ・・・」 「それはですね・・・」 私は、先生にその理由を話したのでした・・・。 私の右手の親指の付け根は、何年も掛けて、もうすでに何度もステロイドを入れています。 痛くなったからすぐに病院に行け…

次男の背中を見送る(次男の旅立ち)

続きです。 卒業式が済むと、街は一気に桜が咲き誇り、全ての人たちに「これから」の背中を押しているかのように見えました。 春とはそんな季節なのですね。これまであまり考えたことはありませんでした。 学生時代にはマンションに洗濯機が置けなかったので…

リハビリの道を歩く(次男の旅立ち)

前回からの続き。 次男が大学4年生の時、発症したギランバレー症候群。寝たきりから何とか歩けるまでに回復した後、退院してからも心配な症状は続いていました。 頼りない足取り、瓶の蓋すらまだ開けられない状態からの退院。それでも、日常の動作から回復を…

次男の旅立ち

さて、次男はお陰様で大学院を無事に卒業する事ができました。 大学4年生の春に、早々に推薦で大学院入学を決めていましたが、直後にギランバレー症候群を発症して入院を余儀なくされました。 もし推薦に落ちていたら、あるいは一般入試であったなら試験勉強…

あの時の正門の桜と30年目の春

桜が咲くと思い出す。 長男が特別支援学校の小学部6年生に、あと三日と進級を控えていた時。 学校の正門には、その年も見事に桜の花が咲いていました。 当時は放課後等デイサービスなどはなく、学校のない春休みを、とにかく家を飛び出しいなくなり、時には…

「とろみのついたお茶が不味い」で思い出したこと

少し前ですが、ワイドナショーで紹介されていた「とろみ付き自販機」の話を見た時のこと。 とろみの付いたお茶を飲んだ松本人志さんが「不味い!」と言っていましたが、そのシーンで思い出したことが。 医療用とろみ剤、料理に流しかけて、飲み込みやすくす…

こんな我が家のコロナな話⑤ (次男は十日後に下界に戻って来た)

夏の話を書いているのに、なんと新年明けてしまいました! しかも、もう明けてからすでに半月以上経っているという・・・このブログの不人気の理由は、中身以外にもここにもありますね(反省・・・) けれど、毎日数人は訪れてくださっていて、本当に感謝し…