ちょいと前のお話ではありますが、我が家のトイレ事情のお話し。
今回、2代目が壊れて8ヶ月目にして、3代目がお目見えとなりました。
ひたすら仕事の合間にパソコンと睨めっこして、なんとか低予算で済まされないか頑張っていた旦那の想いが届き、やっと見つけたこの3代目。
やんわりとお伝えするためですので、なんかこの言い方はある筋の推しの方々に怒られそうではありますが、ご容赦ください。
3代目とは、この方のことであります↓
3代目がやってくるまで、実は8ヶ月もの間、バケツを使って風呂から水を汲み上げ、人力で流しておりました。
その理由は、ある時水洗レバーが完全に折れて使い物にならなくなり、いっさい水で中を流してはくれなくなったからです。
1代目はこの家に引っ越して来た時、すでに割れている部分があり、2代目に交換する必要がありました。。
2代目は、本当に頑張ってくれて、長男の自己主張に付き合ってくれました。
個室が故、思いが吹き出すのか、探究心が増すのか、その主張は結局破壊に繋がってしまうことがほとんどでした。
便座には謎の長男の歯型が放射状につけられていたり、便座をもぎり取ろうとして、すんでのところで止められて曲がってしまったり、それでも2代目は、それを静かに受け止めていたのでした。
ちなみに今の施設でも便座を剥ぎ取り、小脇に抱えてトイレから出てきたなんて前科もあります。
それを、できたスタッフさん達は爆笑しながら話してくれて、親としては深刻に「大変申し訳ありませんでした」なんてならずに済んで、気持ちがすごく楽でした。
昔利用していた施設であれば、長男が何かを破壊した時、施設の方から深刻な顔をして報告をされ、謝罪や修理の費用について話し合うなんてことは山のようにありました。
あの時の精神状態は正直どん底でしんどかったのですが、今はそれがグッと少なくなっているのです。
長男の破壊歴が減少しているのも少しはあるものの、何より今のスタッフ達は柔らかい対応をしてくれます。
昔の定番は「息子さんが壊しました!」というセリフが迎えに行った時の最初の言葉でした。
でも今は「油断してました!すみません」「男性スタッフがいなくて、女性スタッフで外で見守っていたら、便座を小脇に抱えてトットットッと出てきちゃいまして・・・」
という話し方で、親を笑わせてくれます。
敢えて、このような対応をしてくれるのかもしれません。こちらも申し訳ない気持ちはありますが、また明日も、息子を元気に送り出して預けることができるのです。
ちょいと話はそれましたが、2代目の話に戻しましょう。
2代目は歯型や剥ぎ取り未遂の他に、止水栓をぶっちぎられた過去があります。
止水栓からは水がとうとうと流れ、あっという間に川となって廊下に水面ができ、その上をスリッパがザザーっと流されていくのを目の当たりにしました。
慌てて水の元栓を閉めて流水を止めたものの、そうなると水自体が使えないので生活できません。
旦那もなんとか仕事を終わらせて帰宅、しばらく止水栓と格闘し、なんと修理をしてしまいました。
旦那もこういうことが得意なので、障害が重く破壊魔の長男が我が家にやってきた理由のひとつになっているかもしれません。
世の中、ようできております(きっと)。
あの日から随分経って、ついに2代目が自ら壊れてしまい、お風呂の水とバケツにお世話になる日が来ようとは。
しかも、3代目に出会うまでに8ヶ月も掛かってしまうなんて。
そうやって、3代目はやってきたのでした。
普通にレバーを回して水が流れた時は、「おぉーーー!」と声が上がりました。
そして業者の方が取り付け後に2代目をドナドナした時には、本当に「ご苦労様」という思いでした。
そして今回、もうひとつの挑戦をしています。
破壊魔の長男なので、今までは敢えて便利なものは排除していましたが、満を持してこの方にも我が家にやって来てもらいました。
それはこの方↓
まだ破壊されることなく、この状態を保っています(スゴいぞ!)。
長男よ、共生もまた大事なことです。
今回は可愛さ余って破壊した、なんてことがないように、ここにあるものを認めるということも学びながら生活してみよう。
いろんなことに成長をしながら頑張っている君なら、きっとできるよ、ね?
まぁ、もし破壊したらあのスタッフ達のように、笑い飛ばそうと思うけどね。